少し前までは、Twittert、FB、LINE、その他のSNSについてお店の経営のメリットは少ないと思って重要視していなかった。
テレビに取り上げていただいたときに、これほどお店を知っていただいてご来店いただける効果のあるものはないと思っていた。
ただ、テレビは放送されて1週間~2週間は集客に影響が出るが、その後は元の状況に戻った。
理由は…
1、テレビ報道直後→春日部の武里にある法螺貝をふく
『うどん屋基蔵』に今度いってみよう。
2、1週間後の会話→この前、春日部に法螺貝をふく
『うどん屋』がやっていたよね。
※この時点で『武里』と『基蔵』の部分は忘れられている。
3、2週間後の会話→そういえば、この前テレビで
法螺貝ふく飲食店やってたよね。
※この時点では『春日部』と『うどん屋』の部分も忘れられている。
4、3週間後の会話→(話題から消える)
このサイクルで、情報はおおむね1ヶ月弱で他の情報に移行すると考えるのが妥当と感じた。
危惧しすぎかも知れないけれど、僕たちがすむこの町も、同じだと思った、常に皆に興味を思っていただける情報が無くなったら、市外、県外、海外から春日部という場所が忘れ去られてしまうのではないか。
今は、春日部と言えばクレヨンしんちゃんで全国的に通じるだろうけれど、それがなくなったら?
興味、関心がなければ町には人は集まらないと思う。
だから、春日部や僕のお店に興味、関心を持ってくれた人々に定期的に記憶から忘れられる前に記憶している情報の上塗り(アウトプット、アップデート)をしてもらいたくてしつこく情報を発信している。
これは、全ての地域に言えることだと思う。
地域で生活を営み人々全てに言えることだと思う。
他人事ではなく、自分事として危機感をもってほしい。
僕は、『うどん屋基蔵』を通して出来ることをしつこく発信して、春日部、武里といえば…『うどん屋基蔵』と言われるぐらいになりたい。
そして、この町に興味、関心をもって多くの人々に足を運んでいただきたいと思っている。
是非、一人一人が何が自分の住む町にできるのか考えて行動し続けてほしい。
修験道の修行時代に、こんな説法を聴いた。
『冬』この桜の木はもう枯れそうだけれど、根を張り、一生懸命寒さに耐えている。
この季節が厳しいほど、桜は寒さに耐えるために根を張り巡らさなければ活けない。
しかし、この厳しい『冬』の寒さに耐えた桜ほど、『春』の訪れのその時に、眼を疑うような美しい大輪の桜の花を咲かせる。
そして、それは現実となった。
だから、きっと厳しくても、陽の目が見えなくとも、必死に根を張り、続けて行けば、いつか大輪の花が咲く。
合掌。